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函館がごめ昆布について

ガゴメ

Kjellmaniella crassifolia Miyabe

(コンブ目コンブ科トロロコンブ属)

【地方名(北海道)】

ガゴメコンブ、ガモメ、ガモ

【漢字】

篭目

【形 態】

■ 長さは1.5〜3m、幅20〜50cm で時には40cm を超える。

■ 葉は濃い黄褐色または黒褐色。

■ 葉の基部の輪郭は円形か広いくさび形、中帯部は幅の1/4〜1/3。

■ 雲形の斜めに並ぶ、かごの目に似た凹凸紋様※を持つことから名づけられた ※雲形の凹凸紋様はトロロコンブ属の特徴

【生 態】

■ 北海道では函館市から噴火湾を経て室蘭市まで分布し、特に函館沿岸(函館、戸井、恵山、椴法華、南茅部)に主に多く生育する。また、青森県にも分布、古い文献ではサハリン、朝鮮半島東北部にも極わずかながら分布するとの記述がある。

■ ガゴメの成育場所は、通常、マコンブの水深5m〜10m、よりもやや深く、水深10〜25mの岩礁上に生育し、場所によっては浅いところにも生育している。

■ 葉は秋から春にかけて伸長し、夏には先端部からかれて短くなり、再度再生した2年目のガゴメが主に商品に利用されている。

■ 寿命は3年以上とされ、伸長するほど葉状部は幅広になることが確認されている。

■ U-フコイダンをはじめとする、最も良質のフコイダンを生産し、アルギン酸やラミナランなどの粘性多糖類も豊富。

■ 近年、天然資源が約1/10 に減少。

 

【参考文献】漁業生物図鑑「新北のさかなたち」(北海道新聞社)、文部科学省都市エリア産学官連携促進事業(函館エリア)資料、昆布手帳(社団法人日本昆布協会)、漁業生物図鑑「新 北のさかなたち」(北海道新聞社)

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